作業療法士による発達支援コラム~手先の発達支援~②

☆おすすめの遊びや練習の工夫☆

 

指の発達段階に合わせた遊び

・ペグさし遊び

棒を穴に差し込む遊びです。台紙にお子様の好きなキャラクターなどを描くと、楽しんで取り組めます。

 

・プットイン遊び

タッパーのふたに穴をあけ、そこに坊やコインなどを入れて遊びます。手指のコントロール力が育ちます。

☆握る力を育てるトレーニングh氏

1,クマさん歩き

①両手のひらをしっかり床に付け、ぐーや半開きの手にならないようにしましょう。

②顔が下を向かないように、進む方向を見ながら歩きましょう。

③膝をつかずに、手と足でバランスよく体を支えながら進みましょう。

2,スズメサン

①鉄棒をしっかり握って、スズメさんに変身しましょう。

②腕を伸ばして胸を張り、からだをまっすぐ支えましょう。

③目線は前を向いて、5メートルほど先を見るようにしましょう。

④両足をくっつけて伸ばし、体をピンと伸ばすように意識しましょう。

3,手押し車

①前にいるお子様の両膝を持ち、ペースを合わせて前に進みましょう。

②前にいるお子様が進みながら前を向けるように、声掛けをしながら行いましょう。

③安定したら片方の足のみを持ち上げてチャレンジしてみましょう。

4,リハパテ遊び

①粘土を手のひらで転がして、丸いボールを作りましょう。

②粘土を細長い棒状になるように指で転がしましょう。

③細長くなった粘土を、指先でつまんでちぎってみましょう

 

今回は、手先の不器用さに悩むお子様のための原因の理解と、効果的な遊びの工夫をご紹介しました。作業療法士のコラムでは、今後もご家庭で活かせる療育のヒントをお届けしてまいります。次回も是非お読みいただけると幸いです。